【マニアック】【世界一周】麻雀は国でこんなに違う|手牌16枚の台湾・ジョーカーのアメリカ・中国の公式ルール
この記事の結論
- 麻雀は国でルールがかなり違う。台湾は手牌16枚、アメリカはジョーカーと毎年変わるカード
- 中国の公式ルールは役が81種類・8点縛り
- 手牌の枚数・使う牌・特徴を比較表で
日本で「麻雀」といえば、リーチやドラがあるリーチ麻雀のことです。でも、麻雀は中国で生まれ、世界中に広がった遊びで、国や地域によってルールがかなり違います。手牌が16枚の麻雀、ジョーカーを使う麻雀、あがれる形が毎年変わる麻雀まであります。
この記事では、世界のおもな麻雀を、手牌の枚数・使う牌・特徴で比べます。日本のルールの「当たり前」が、世界では当たり前ではないと分かります。
- 1日本
- 2中国
- 3台湾
- 4香港
- 5四川
- 6アメリカ
- 7ベトナム
香港・台湾は国旗ではなく地域の印で表しています
世界のおもな麻雀の比較表
| 地域 | 手牌 | 牌の数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 日本(リーチ麻雀) | 13枚 | 136枚(花牌なし、赤五を入れることが多い) | リーチ・ドラ・フリテンがある。1翻縛り |
| 中国(公式競技ルール) | 13枚 | 136枚+花牌8枚 | 役は81種類。 8点以上でないとあがれない。 リーチ・ドラはない |
| 香港 | 13枚 | 144枚(花牌8枚を含む) | 番(ファン)で数える。 3番縛りが多い。 1枚の捨て牌で2人はあがれない |
| 台湾 | 16枚 | 144枚(花牌8枚を含む) | 5面子1雀頭であがる。 点数は「台」。 親が続くほど点が増える |
| 四川(中国) | 13枚 | 108枚(字牌なし) | チーなし。あがった人が抜けて、残りの人で続ける |
| アメリカ | 13枚 | 152枚(ジョーカー8枚を含む) | あがれる形が毎年変わるカードで決まる。 チャールストン(牌の交換)がある |
| ベトナム | 13枚 | 160枚(ジョーカー8枚・花牌8枚を追加) | ジョーカーを使う |
牌の数の土台は同じです。数牌が3種類×一〜九×4枚で108枚、字牌が7種類×4枚で28枚、合わせて136枚。ここに花牌8枚を足すと144枚、さらにジョーカーなどを足していきます。
麻雀はどこから広がったか
麻雀は中国の清の時代に、カードゲームなどをもとに形づくられたという説が有力です(起源には諸説あります)。1920年代にはアメリカで流行し、日本には明治の終わりごろに牌が伝わって、関東大震災(1923年)のあとに広く知られるようになりました。2006年には世界麻将組織ができ、翌2007年に第1回の世界麻雀選手権が中国の成都で開かれています(Wikipedia「麻雀」)。
中国の公式競技ルール:役は81種類、8点縛り
中国では1998年に、国の体育の機関が麻雀を体育の種目として認め、公式の競技ルールが作られました。日本の麻雀と比べると、次のような違いがあります。
- 役が81種類(日本は30種類ほど)。役の点を足し合わせて点数を出す
- 8点以上の手でないとあがれない(日本の1翻縛りよりずっと厳しい)
- リーチもドラもない。王牌もなく、山の最後の1枚までツモる
- 親と子の区別がなく、点棒も使わない。ロンなら放銃した人が多く払い、ほかの2人も決まった点を払う
ヨーロッパでもこのルールの大会が盛んで、オランダ・フランス・イタリアなどで人気があります(英語版Wikipedia「Mahjong」)。
台湾:手牌が16枚、5面子1雀頭
台湾の麻雀は、手牌が16枚で、17枚目を引いて5面子1雀頭であがります。日本より面子が1つ多いので、手が大きく、あがるまでの道のりも長くなります。
- 牌は136枚に花牌8枚を足した144枚
- 点数の単位は「台」。役がなくてもあがれる
- 親が続く(連荘する)ほど、親の点が増えていく
- リーチやドラは基本的にない
香港:番(ファン)で数える
香港(広東)の麻雀は、花牌を含む144枚で打ち、手の大きさを番(ファン)で数えます。あがるのに必要な番は3番が多いですが、場所によって違います。1枚の捨て牌に2人がロンしても、2人ともはあがれません(日本でいう頭ハネ)。シンガポールやマレーシアには、猫・ネズミ・鶏・ムカデの動物の牌を足したルールもあります。
四川:字牌なし、チーなし
中国の四川で打たれる麻雀は、字牌を使わず数牌だけの108枚で打ち、チーもしません。誰かがあがっても局は終わらず、残りの人で続けていくのが特徴で、展開が速い麻雀です。
アメリカ:ジョーカーと「毎年変わるカード」
アメリカの麻雀は、日本の麻雀とはかなり別のゲームです。
- ジョーカー8枚を含む152枚で打つ。ジョーカーはどの牌の代わりにもなる
- あがれる形は、全米麻雀リーグ(NMJL)が毎年発表するカードで決まる。カードが変わると、あがれる手も変わる
- 始める前に、いらない牌を3枚ずつ隣や向かいの人と交換するチャールストンがある
ベトナム:ジョーカーと追加の花牌
ベトナムの麻雀は、ジョーカー8枚と、追加の花牌8枚を入れた160枚で打ちます。ジョーカーをさらに増やしたセットもあります。
比べて分かる、日本の麻雀の特徴
比べてみると、日本で当たり前のルールが、世界では当たり前ではないことが分かります。
- リーチ:中国の麻雀にリーチという役はなく、戦後に日本で広まったもの(デジタル大辞泉)
- ドラ・裏ドラ・赤五:手の大きさを運で変える仕組み。中国の公式ルールにはない
- 点棒と持ち点:中国の公式ルールは点棒を使わず、あがりの点を足していく。日本は25,000点持ちで始め、最後の持ち点で順位を決める
リーチ麻雀は韓国でも打たれているほか、ゲームを通じて世界中に広がっています。リーチの由来は「日常語になった麻雀用語」でも紹介しています。
集計係の目線
中国の公式ルールのように、半荘ごとの持ち点ではなく、あがりの点を足していく麻雀もあります。日本のリーチ麻雀は「最後の持ち点+ウマ・オカ」でスコアを出すのが一般的で、まじゃすこはこの形で計算します。ウマ・オカの仕組みは「ウマ・オカ入門」にあります。
よくある質問
Q. 海外の人と打つときは、どのルールにすればいいですか?
A. 相手がどの麻雀に慣れているかを最初に聞くのが一番です。日本のゲームでリーチ麻雀を覚えた人も多いので、リーチ麻雀なら話が早いこともあります。
Q. 台湾の麻雀は日本の牌で打てますか?
A. 花牌がないセットでも、花牌を抜いて打つことはできます。ただ、花牌の点がなくなるので、もとのルールとは少し変わります。
まとめ
- 麻雀は国や地域によってルールがかなり違う。手牌16枚、ジョーカーあり、毎年変わるカードなど
- 中国の公式ルールは役81種類・8点縛りで、リーチもドラもない
- リーチは戦後に日本で広まった役。中国の公式ルールにはリーチもドラもない
出典:Wikipedia日本語版「麻雀」「中国麻将」「台湾麻雀」、英語版「Mahjong」「American mahjong」、デジタル大辞泉「立直」。地域のルールには場所ごとの違いがあり、ここでは代表的な形を紹介しています。2026年10月時点の内容です。
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