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【図解】三麻のルールの分かれ目|北抜き・花牌・白ぽっち・焼き鳥・ツモ損を牌の絵で

三麻のルールの分かれ目のイメージ

この記事の結論

  • いちばん多いのは萬子マンズの二〜八を抜く108枚
  • 北の扱い・ツモの払い方・チーの有無が大きく分かれる
  • 持ち点は四麻より多めが一般的。打つ前に決める表つき
この記事でわかること抜く牌北の扱いツモの払い方チー花牌・白ポッチ・焼き鳥決め方の表

三人麻雀(三麻)は、四人麻雀から1人と一部の牌を抜いて打つ麻雀です。ただ「どの牌を抜くか」「北をどう使うか」「ツモったときに誰がいくら払うか」は、地域や雀荘ジャンソウ、ゲームによってかなり違います。三麻の会を始めるときに必ず話題になる「分かれ目」を、点数の計算つきでまとめました。

三麻と四麻の全体の違いは「三麻と四麻の違い」にあります。この記事は、その中でもルールが分かれるところを深く見ます。

1. どの牌を抜くか

いちばん多いのは萬子の二〜八を抜く形で、残りは108枚です(136枚から7種×4枚=28枚を抜く)。萬子は一萬と九萬だけが残るので、萬子で順子シュンツは作れません。地域によっては、萬子ではなく索子ソーズの二〜八を抜くルールもあります。

二萬〜八萬(7種類×4枚=28枚)を抜く。萬子で残るのは一萬と九萬だけ

二萬〜八萬を抜くと、萬子の一萬・九萬は么九牌ヤオチューハイとしてだけ使うことになり、清一色チンイツは筒子ピンズか索子でしか作れません。抜く種類を変えると、作りやすい役も変わります。

2. 北の扱い

三麻には北家(北の席)がありません。そこで、北の牌をどう使うかが大きく分かれます(Wikipedia「三人麻雀」)。

決め方中身
抜きドラ(北抜き)北を引いたら手から抜いて横に置き、1枚ごとにドラ1つ。
代わりに王牌ワンパイから1枚引く。
いちばん多い
いつでも役牌ヤクハイ北を三元牌サンゲンパイのように、刻子コーツにすれば役になる牌として使う
いつでもドラ北を持っているだけでドラとして数える
自風ジカゼのみふつうの風牌フォンパイとして、自分の席の風のときだけ役になる(三麻では北の席がないので、実質役にならない)
1北を引いた
2北を横に抜いて、王牌から1枚引く
横に置いた北抜いた北ドラ1
抜きドラの流れ(牌の並びは例)。抜いた北は自分の前の横に置き、1枚ごとにドラ1つ

抜きドラにするときは、抜いた北でロンされるか(抜いた北が誰かのあがり牌だったとき)、北を抜かずに手に持っていてよいか、もあわせて決めておきます。

3. ツモったとき、誰がいくら払うか

四麻では、子がツモると「親が2、子が1ずつ」の割合で3人が払います。三麻では北家ペーチャがいないので、北家が払うはずだった分をどうするかが分かれます。代表的なのは次の2つです。

ほかに、1人あたり1,000点を足す、などの決め方もあります。下の表は、同じあがりを3つの払い方で比べたものです(( )は受け取る合計)。

あがり四麻三麻・ツモ損三麻・北家の分を折半
子の30符4翻ハン親3,900・子2,000(7,900)親3,900・子2,000(5,900)親4,900・子3,000(7,900)
子の満貫マンガン親4,000・子2,000(8,000)親4,000・子2,000(6,000)親5,000・子3,000(8,000)
子の跳満ハネマン親6,000・子3,000(12,000)親6,000・子3,000(9,000)親7,500・子4,500(12,000)
親の満貫4,000点オール(12,000)4,000点オール(8,000)6,000点オール(12,000)
親の跳満6,000点オール(18,000)6,000点オール(12,000)9,000点オール(18,000)

ツモ損のルールでは、子のツモは子1人分が丸ごと消えるので、同じ手でもロンのほうが得になります。そのため、ツモ損のルールでは「ツモよりロンを狙う」「リーチのあとツモっても点数は伸びにくい」といった考え方が出てきます。折半のルールなら、ツモでもロンでも受け取る合計は四麻と同じです。

4. チーを認めるか

三麻ではチーなし(ポン・カンだけ)が主流です。チーを認めると鳴いて手を進めやすくなり、局がさらに速く終わります。二萬〜八萬を抜いた三麻では、もともと順子を作れる牌が少ないこともあり、チーなしで打つのが一般的です。

5. 花牌・白ポッチ・焼き鳥

三麻の会や雀荘では、四麻ではあまり見かけない牌や決まりが入っていることがあります。初めての場所で打つときは、あるかどうかを先に確かめておきましょう。

花牌(ハナハイ)

春夏秋冬梅蘭菊竹
花牌ファパイの8枚。左から春・夏・秋・冬・梅・蘭・菊・竹

花牌は、春夏秋冬・梅蘭菊竹の8枚で、数牌シュウパイにも字牌ジハイにも入らない牌です。三麻では、北と同じように抜きドラとして使うルールがあります。引いたら手から抜いて横に置き、1枚ごとにドラ1つ。代わりに王牌から1枚引きます。関西の三麻では、北か花牌を抜きドラにすることが多いとされています(Wikipedia「三人麻雀」)。

読み方は、中国語の読みに近い「ファパイ」と、日本語読みの「ハナハイ」の2つがあります。春夏秋冬は季節牌、梅蘭菊竹は草木牌とも呼ばれます(Wikipedia「花牌」)。1枚ずつの日本語の決まった読み方は見当たらないので、ここではふりがなを振らず、参考に中国語の読み(ピンイン)を載せます。

まとまり牌と中国語の読み(ピンイン)
季節牌(1〜4)春 chūn・夏 xià・秋 qiū・冬 dōng
草木牌(1〜4)梅 méi・蘭 lán・菊 jú・竹 zhú

花牌の右下の数字(1〜4)は、東南西北の席に対応させて、自分の席の花牌を役のように数える古いルールもあります(Wikipedia「花牌」)。ほかに、五萬の代わりに花牌を入れるルールもあり、何枚入れるか・どう数えるかは場所によって違います。

白ポッチ

白白ポッチ
左がふつうの白、右が白ポッチ(真ん中に印がある)

白ポッチは、真ん中に印のある白です。ローカルルールで、リーチのあとにツモると、どの牌の代わりにもなる牌(オールマイティ)として使えます。辞書の説明では「リーチ一発イッパツでツモったとき」とされていて(実用日本語表現辞典)、リーチ後ならいつでもなのか、一発のときだけなのかは場所によって分かれます。それ以外のときにふつうの白として扱うかどうかも、一緒に決めておきます。

焼き鳥

焼き鳥カードの表焼き鳥カードの裏
焼き鳥カード。左が表(まだあがっていない)、右が裏(あがった)

形は、卓で親の最初の席を示す起家チーチャ札と同じ、横長の札です。起家札は表が「東」、裏が「南」のものが多く、南場ナンバに入ったら裏に返します。焼き鳥カードも同じように、自分の前に横向きに置いて使います。

起家札の表(東)起家札の裏(南)
起家札。左が表(東場トンバ)、右が裏(南場)

焼き鳥は、半荘ハンチャンのあいだに1回もあがれなかった人が、終わったときにペナルティを払うルールです。全員が1回ずつあがれば、ペナルティの人はいなくなります(Wikipedia「麻雀の点」)。あがったあと、もう一度あがらないとペナルティに戻る「焼き直し」というルールもあります。

目印のカードを使うと分かりやすくなります。始めるときに全員の前に表のカードを置き、あがったら裏に返します。半荘が終わったときに表のままの人が焼き鳥です。ペナルティの点数は、打つ前に決めておきます。

6. 持ち点・ウマ・局の数

三麻は1回のあがりの点数が大きくなりやすいので、持ち点を四麻より多めにするのが一般的です。まじゃすこの三麻の初期の設定は、35,000点持ち・35,000点返し(オカなし)・ウマ10-0-10です。局は東場・南場とも3局ずつ(親が3人なので)が多く、西場まで続けるルールもあります。

打つ前に決める表

ルール選び方迷ったら
抜く牌萬子二〜八/索子二〜八萬子二〜八
北抜きドラ/役牌/ドラ抜きドラ
ツモの払い方ツモ損/北家の分を折半メンバーが慣れているほう
チーなし/ありなし
花牌なし/抜きドラなし(北の抜きドラだけ)
白ポッチなし/リーチ後のツモで万能なし
焼き鳥なし/あり(焼き直しも)メンバーで相談
持ち点・ウマ35,000点持ちなど35,000点持ち・35,000点返し・10-0-10

ほかの細かいルールは「麻雀ルールの分かれ目」、打つ前に決めること全体は「打つ前に決める10項目」にあります。

集計係の目線:三麻のスコアは「35,000点」と「3着=ラス」に注意

焼き鳥のペナルティは、半荘のスコアとは別に、まじゃすこのチップの記録として残すと分けて管理できます。ツモの払い方や北の扱いは、局ごとの点数のやり取りの話なので、半荘のスコアの計算そのものは変わりません。気をつけたいのは、持ち点の合計が3人で105,000点(35,000点持ちのとき)になることと、3着がラスになることです。四麻の感覚で「合計100,000点」で確かめると、合わなくなります。まじゃすこでは「三麻ではじめる」を選べば、持ち点・ウマが三麻の設定になります。

よくある質問

Q. ツモ損と折半、どちらが多いですか?

A. 雀荘やゲーム、地域によって分かれます。初めて一緒に打つメンバーなら、ふだん打っている場所のルールを聞いて、合わせるのが早道です。

Q. 抜いた北は、捨て牌として扱いますか?

A. ルールによります。抜いた北が誰かのあがり牌だった場合にロンできるかどうかを、あわせて決めておきましょう。

まとめ

出典:Wikipedia「三人麻雀」「花牌」「麻雀の点」(焼き鳥)、実用日本語表現辞典「白ポッチ」(Weblio)。牌とカードの絵はまじゃすこのオリジナルです。ツモの払い方の表は、基本点(符×2の(翻+2)乗、満貫は2,000点)から計算し、100点未満を切り上げて確かめました。折半は、北家が払うはずだった点数を2人で半分ずつ足す決め方で計算しています。2026年10月時点の内容です。

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