【マニアック】ローカル役満・ローカル役一覧|八連荘・大車輪・紅孔雀を牌の絵で(中国・台湾の役も)
この記事の結論
- ローカル役は、一般的なルールにはなく地域や仲間内で使われる役
- 八連荘・大車輪・紅孔雀などを牌の絵つきで一覧に
- 使うなら打つ前に「採用するか・何点にするか」を決める
Mリーグや多くの雀荘で使われる一般的なルールには入っていないけれど、地域や仲間内、一部のオンライン麻雀で採用されることがある役をローカル役と呼びます。この記事では、名前を聞くことの多いローカル役満とローカル役を、牌の並びの例つきでまとめました。あわせて、中国・台湾の麻雀にある日本には無い役も紹介します。日本のローカル役満の多くは、中国の公式ルールでは正式な役になっているのが面白いところです。
ローカル役は、同じ名前でも条件や点数が場所によって違います。この記事の条件と扱いは、Wikipediaの「ローカル役」の項目に書かれている一般的な形です。仲間内で使うときは、打つ前に「採用するか」「何点にするか」を決めてください。
ローカル役満
役満として扱われることが多いローカル役です。オレンジの下地の牌があがり牌です。
八連荘役満(ローカル)
親が8回続けてあがると、8回目のあがりを手の形に関係なく役満として払ってもらう取り決めです。牌の形ではなく「続けてあがった回数」で決まる、珍しい役満です。
八連荘:親が8回続けてあがる
- 決め方が2通りある:親で8回連続してあがらなければならないとするルールと、流局をはさんでもよいので親で8回連荘すれば認めるとするルールがあります
- 破回八連荘:八連荘をあと一歩で止めたあがりを役満にする取り決めもありますが、採用されることはほぼありません
- 大手のオンライン麻雀では、麻雀格闘倶楽部が採用しています(Wikipediaの採用状況の表による)
「八」はパーと読みます。数字の読みと役の名前のつながりは「麻雀用語の漢字の意味」にまとめています。
大車輪役満(ローカル・門前のみ)
筒子の二〜八を2枚ずつそろえた形。清一色・断么九・平和・二盃口が重なる形でもあります。
同じ形を索子で作ると大竹林、萬子で作ると大数隣と呼ぶことがあります。一〜七筒・三〜九筒で作る形を小車輪と呼ぶルールもあります。
四連刻役満(ローカル)
同じ種類で、数が続いた刻子(槓子でもよい)を4つ。3つなら三連刻(2翻)です。
鳴かずにそろえると、一般ルールの四暗刻(役満)にもなります。
一色四順(イッショクヨンジュン)役満(ローカル)
同じ種類・同じ数の順子を4つ。3つなら一色三順(イッショクサンジュン)です。
紅孔雀役満(ローカル)
一・五・七・九索と中だけで作る役。この牌では順子が作れないので、必ず対々和の形になります。鳴いてもよい役です。
紅一点役満(ローカル)
緑一色(二・三・四・六・八索と發)の發を中に置き換えた形で、中を雀頭に使います。
黒一色(コクイーソー)役満(ローカル)
二・四・八筒と風牌(東南西北)だけで作る形です。
百万石役満(ローカル)
萬子の清一色で、牌の数字の合計が100(百萬)以上になる形。下の例は 9×3+8×3+7×3+6×3+5×2=100 です。鳴いてもよい役です。
東北新幹線役満(ローカル・門前のみ)
東と北を刻子と雀頭にし、残りの3つの面子で一気通貫を作る形。満貫〜倍満として扱うルールもあります。
金門橋(ゴールデンゲートブリッジ)役満(ローカル)
同じ種類で123・345・567・789の4つの面子を作る形(3・5・7が隣の面子とつながる並び)。清一色や門前を条件にするルールもあります。
大七星(ダイチーシン)役満(ローカル)
字牌7種類で作る七対子。一般ルールでも字一色(役満)になるので、ダブル役満として扱う例もあります。
パッチリ(パッチギ)役満(ローカル)など
同じ牌を4枚使った対子が2組ある七対子。たとえば下の例は、二萬を4枚、五筒を4枚使っています(4枚を2つの対子として数える)。
- そもそも4枚使いの七対子を認めるかどうかが先です。一般的なルール(Mリーグなど)では同じ牌の対子は1組しか数えないので、この形は七対子としてあがれません
- 扱いはさまざま:役満にする取り決めが多く、三麻のフリー雀荘などで採用されている例があります。ほかに満貫〜倍満にする、4枚使い1組ごとに1翻足すなど
- 4枚使いが3組(12枚)になった七対子を、役満にするかダブル役満にするかも、採用するなら決めておきます
呼び名の由来ははっきりしません。4枚使いの七対子を「ヨンチー」と呼ぶことから、8枚使いの呼び方が変わってできた名前だろう、と言われています。
十三不塔(シーサンプトウ)役満(ローカル)
配牌(子は鳴きが入る前の最初のツモ)の時点で、面子も搭子(あと1枚で面子になる2枚)も無く、対子が1つだけある形。手の形が「まったくそろっていない」ことで成立する役で、定義には揺れがあります。
ローカル役(役満以外)
満貫以下で扱われることが多いローカル役です。扱いはWikipediaの項目に書かれている例で、場所によって変わります。
| 役 | 条件 | 扱いの例 |
|---|---|---|
| 人和 | 子が自分の最初のツモより前にロンであがる | 役満・倍満・跳満・満貫と場所によって違う |
| 流し満貫 | 流局のとき、自分の捨て牌が全部么九牌で、鳴かれていない | 満貫が一般的(まれに倍満・三倍満) |
| 三連刻 | 同じ種類で数が続いた刻子3つ | 2翻 |
| オープン立直 | リーチのときに手牌を全部見せる | 2翻。オープン立直の人に振り込むと役満の支払い |
| 五門斉(ウーメンサイ) | 萬子・筒子・索子・風牌・三元牌をすべて使う | 2翻・5翻・役満などルールによる |
| 燕返し | ほかの人のリーチ宣言の牌でロン | 点数や扱いに揺れがある |
| 十二落抬 | 4つの面子を全部鳴いて、残り1枚の単騎であがる | 1翻 |
| 金鶏独立(チンチトウリイ) | 十二落抬の形で、一索の単騎であがる | 満貫 |
中国の公式ルール(国標麻将)の特別な役
中国の競技ルール(国標麻将・中国麻将とも)は、日本の136枚に花牌8枚(春夏秋冬・梅蘭菊竹)を加えて打ち、役の点を合計して8点以上ないとあがれません(8点縛り)。中国と台湾の役の読み仮名は、中国語の発音に近いカタカナです。読み方が2つ以上ある役は、よく使う読みをふりがなで、別の読みを名前のあとの( )で書いています。中国の役の( )は日本麻将体育協会の表記です。役の数がとても多く、日本ではローカル役になっている形が、正式な役として並んでいます。
| 役 | 点 | 条件 | 日本では |
|---|---|---|---|
| 連七対(リィェンチードゥェイ) | 88 | 同じ種類で、数が続いた7つの対子 | 二〜八の筒子なら大車輪と同じ形 |
| 十三么(スーサンヤオ) | 88 | 么九牌13種を1枚ずつ+どれかを対子 | 国士無双 |
| 一色双龍会(イースォースワンロンフゥェイ) | 64 | 1種類の牌で123・789を2組ずつ+5の雀頭 | — |
| 清么九(チンヤオヂョウ) | 64 | 一と九の数牌だけの対々和 | 清老頭(役満) |
| 一色四同順(イースォースートンスゥェン) | 48 | 同じ種類・同じ数の順子4つ | 一色四順(ローカル役満) |
| 一色四節高(イースォースーヂィエガオ) | 48 | 同じ種類で、数が続いた刻子4つ | 四連刻(ローカル役満) |
| 七星不靠(チーシンプカオ) | 24 | 字牌7種を1枚ずつ+147・258・369の組から7枚 | — |
| 三色双龍会(サンスォースワンロンフゥェイ) | 16 | 2種類の数牌で123と789、残りの種類で5の雀頭 | — |
| 全不靠(チュェンブーカオ) | 12 | 字牌と147・258・369の組から1枚ずつ、計14枚 | — |
一色双龍会(イースォースワンロンフゥェイ)(64点)
123・789が2組ずつと、真ん中の5の雀頭。日本のルールで数えると清一色と二盃口の形です(雀頭が5なので純全帯么九にはなりません)。
七星不靠(チーシンプカオ)(24点)
「不靠」は、くっつかない(面子も搭子も作らない)という意味です。字牌7種と、萬子・筒子・索子で「147」「258」「369」に分けた数牌からばらばらに7枚。日本の十三不塔と同じく「そろっていない」ことが役になる、中国ルールならではの形です。
台湾麻雀の特別な役
台湾の麻雀は、手牌が16枚(あがるときは17枚=5つの面子と雀頭)で、花牌8枚も使います。東場から北場まで16局の一荘で、ドラや縛りはありません。役の点は「台」で数えます。
| 役 | 点 | 条件 |
|---|---|---|
| 八仙過海(ハッセンカカイ) | 16台 | 1人で花牌8枚を全部抜くと、特別にあがれる(ツモあがりとみなす) |
| 七搶一 | 8台 | 花牌7枚を抜いた人が、残りの1枚を抜いた人からあがる |
| 天聴・地聴 | 8台 | 鳴きの入っていない最初の1〜2巡目にテンパイを宣言する(宣言後は手を変えられない) |
| 人和 | 16台 | 子の最初のツモより前に捨てられた牌でロン |
花牌を「抜く」のは、花牌を引いたら手牌から外して前に出し、代わりの牌を取ることです。花牌は役の点にもなるので、何枚集めるかが勝負の一部になります。
ローカル役は打つ前に決める
ローカル役でいちばん揉めるのは、あがってから「それは役なの?」となることです。仲間内で採用するなら、始める前に次の3つを決めておくと安心です。
ローカル役を使うなら、打つ前にこの3つ
四暗刻単騎や国士無双13面待ちをダブル役満にするか、国士無双で暗槓をロンできるかといった、ふつうの役満の扱いの違いは「役満のルールはMリーグと雀魂で違う」で比べています。
- どの役を使うか(例:八連荘と大車輪だけ使う、人和は満貫)
- 何点にするか(役満か、満貫か、翻を足すか)
- 条件の細かいところ(八連荘は流局をはさんでもよいか、門前に限るか、など)
ほかに決めておくとよいルールは「打つ前に決める10項目」にまとめています。
どのローカル役を採用しても、半荘のスコアの集計は変わりません。役満の支払いも、終わったときの持ち点に入ってしまうからです。まじゃすこは終局の持ち点を入れるだけでウマ・オカを含めたスコアを出すので、ローカル役ありのルールでもそのまま記録できます。
よくある質問
Q. 八連荘は、途中で流局したら数え直しですか?
ルールによります。「親で8回連続してあがる」とする決め方なら数え直し、「流局をはさんでも親で8回連荘すればよい」とする決め方なら続けて数えます。採用するときに、どちらにするかを決めてください。
Q. ローカル役満を使うと、スコアの付け方は変わりますか?
変わりません。役満の点数のやりとりは対局中の持ち点で終わっているので、半荘が終わったら最後の持ち点でスコアを出すだけです。
Q. 一般的なルールの役を全部確かめたいです
一般的なルールの全38役は「麻雀の役一覧」に、翻数と牌の並びの例つきでまとめています。
まとめ
- ローカル役は、同じ名前でも条件と点数が場所によって違う。打つ前に決める
- 八連荘は「親が8回続けてあがる」役満。流局をはさんでよいかで2通りの決め方がある
- 大車輪・四連刻・一色四順など、日本のローカル役満の多くは中国の公式ルールでは正式な役
- どのローカル役を使っても、半荘のスコアの集計は最後の持ち点で同じようにできる
牌のイラストは まじゃすこ オリジナルです。役の条件と扱いは、Wikipediaの「ローカル役」「麻雀の役一覧」「中国麻将」「台湾麻雀」の項目で確かめました(2026年10月)。牌の並びの例は、あがりの形になっているかをプログラムで確かめています。読み方は、これに加えて日本麻将体育協会の役の一覧とWikipedia「中国麻雀」で確かめました。
ローカルルールでも、仲間と打ったらスコアを記録しよう。
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