【知らないとチョンボ】海底・河底の決まり|最後の1枚でカン・リーチ・鳴きはできる?
この記事の結論
- 最後の1枚をツモってあがれば海底摸月、最後の捨て牌でロンなら河底撈魚。どちらも1翻
- 海底牌を引いた人はカンもリーチもできない。河底牌にはチー・ポン・カンができない
- 鳴きがなければ、海底は南家に回る
山の最後の1枚を引いてあがれば海底摸月、最後に捨てられた牌でロンすれば河底撈魚。どちらも1翻の役です。この「最後の1枚」のまわりには、ふだんの局にはない細かい決まりがいくつかあります。
海底牌と河底牌
- 海底牌:王牌(最後まで残しておく14枚)を除いた山の、最後の1枚。これを引いた人が、その局で最後にツモる人
- 河底牌:海底牌を引いた人が、最後に捨てる牌
四人麻雀では、136枚から王牌14枚と配牌52枚(13枚×4人)を除いた70枚を、親から順にツモっていきます。
最後の1枚のまわりでできないこと
| 場面 | できないこと | 理由 |
|---|---|---|
| 海底牌を引いた人 | カン(暗槓・加槓) | カンをすると王牌から代わりの牌を引くが、山にもう牌がない |
| 海底牌を引いた人 | リーチ | リーチのあとにツモる番がもう来ない |
| 河底牌(最後の捨て牌) | チー・ポン・カン | 鳴いても次にツモる牌がない。できるのはロンだけ |
Mリーグのルールでも、海底牌を引いた人はカンもリーチもできず、河底牌にはチー・ポン・カンができないと決められています。最後の1枚で危ない牌を引いたときは、カンで逃げることもできないので、テンパイを崩して安全な牌を切るか、そのまま押すかを選ぶことになります。
鳴きがなければ、海底は誰に回る?
70枚を親から順に「東→南→西→北」とツモると、70枚目を引くのは南家です(70を4で割ると、17周して2人目)。
| カンの回数(鳴きはなし) | ツモれる枚数 | 海底を引く人 |
|---|---|---|
| 0回 | 70枚 | 南家 |
| 1回 | 69枚 | 東家(親) |
| 2回 | 68枚 | 北家 |
カンをすると、王牌から1枚引くかわりに、山の最後の1枚が王牌の側に回るので、ツモれる牌が1枚ずつ減ります。そのぶん、海底を引く人が1人ずつ前にずれます。
ポンやチーが入ると、ツモる順番が飛ぶので、海底の人も変わります。
「海底をずらす」という考え方
海底が誰に回るかは、鳴きで変えられます。たとえば、親がテンパイしていて最後の1枚を引きそうなときに、ほかの人がポンやチーをして、親に海底を回さないようにする打ち方があります。逆に、自分がテンパイしているなら、鳴いて自分に海底を回すことも考えられます。Mリーグの対局でも、終盤の鳴きの理由として解説されることがあります。
鳴けばツモの順番がずれる、ということは、海底だけでなく、その局の最後のツモが誰になるかも変わるということです。終盤の鳴きは、ずれる先まで考えて使いましょう。
海底・河底の役
- 海底摸月:海底牌をツモってあがる。1翻。鳴いていてもつく
- 河底撈魚:河底牌(最後の捨て牌)でロンする。1翻。鳴いていてもつく
- 嶺上開花と海底は重ならない:カンのあとに引く嶺上牌は王牌の牌なので、山の最後の1枚ではありません。そもそも海底牌を引いた人はカンできません
どちらも、ほかに役がなくても1翻としてあがれる「偶然の役」です。形式テンパイ(役のないテンパイ)でも、海底や河底であがれることがあります(「形式テンパイと空テン」)。
練習問題
問題1:最後のツモでカン
海底牌を引いたら、手の中の暗刻と同じ牌でした。暗槓できますか?
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できない
海底牌を引いた人はカンができません(代わりに引く牌がない)。
問題2:最後の捨て牌でポン
河底牌が、自分の手にある対子と同じ牌でした。ポンできますか?
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できない(ロンだけできる)
河底牌にはチー・ポン・カンができません。
問題3:カン1回のとき
局の途中でカンが1回だけ入り、ポン・チーはありませんでした。海底を引くのは誰ですか?
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東家(親)
ツモれる牌が70枚から69枚に減り、69枚目は親から数えて1人目(17周して1人目)になります。
問題4:最後のツモでリーチ
海底牌を引いてテンパイしました。リーチをかけられますか?
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かけられない
リーチのあとにツモる番がもう来ないので、海底牌を引いた人はリーチできません。
仲間内で確かめておくこと
- 海底でのカン・リーチ、河底での鳴きはできない(ほとんどのルールで共通)
- 海底・河底の役を採用するか(ほとんどのルールで採用)
- 流局したときのテンパイの扱い(「形式テンパイと空テン」)
王牌や山の並びの図は「麻雀の正式名称と言葉」、ほかの細かいルールは「麻雀ルールの分かれ目」にあります。
集計係の目線
終盤は、海底・河底のあがりや流局で点数が細かく動きます。半荘が終わったら、最後の持ち点を確かめて、まじゃすこに入れれば集計は終わりです。持ち点の合計が合わないときは、流局の罰符の受け渡しから確かめると見つかりやすくなります。
よくある質問
Q. 海底牌を引いた人は、何を切ってもいいのですか?
A. はい。ただし切った牌が河底牌になり、ほかの人がロンすれば河底撈魚がつきます。テンパイしていてもあがれなかったときは、ロンされない牌を選ぶのがふつうです。
Q. 海底でツモって、ほかに役がなくてもあがれますか?
A. あがれます。海底摸月だけで1翻の役になるので、役のない形式テンパイでも、海底牌でツモればあがりです。
まとめ
- 海底牌を引いた人はカンもリーチもできない。河底牌には鳴けず、ロンだけできる
- 鳴きもカンもなければ、海底を引くのは南家。カン1回ごとに1人ずつ前にずれる
- 海底摸月・河底撈魚はどちらも1翻。役がなくてもあがれる偶然の役
出典:Mリーグ ルール(海底牌・河底牌)/Wikipedia「槓」。海底を引く人は、ツモれる枚数から計算して確かめました。2026年10月時点の内容です。
最後の1枚までもつれた半荘も、スコアは最後の持ち点だけで。
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